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東北道で多重事故雪の影響か
01-20 1人死亡 17人搬送 140台の車が関係
19日正午ごろ、宮城県大崎市の東北自動車道の
下り線で、雪の影響とみられる多重事故が起き、60代の男性1人
が死亡、17人が病院に搬送され、うち2人が大けがをして手当
てを受けています。事故は車両およそ140台が関係していました
が、警察などが午後8時すぎにすべての車両の撤去や移動を終えました。
19日午前11時50分ごろ大崎市古川の東北自動車道下り線で
雪の影響とみられる複数の事故が起きました。
警察によりますと、これまでに普通乗用車に乗っていた岩手県
一関市の須藤美洋さん(65)が全身を強く打って死亡し、17人が
病院に搬送され、このうち2人が大けがをして手当てを受けています。
現場は古川インターチェンジと長者原サービスエリアの間で
およそ900メートルにわたって多くの車両が動けなくなり、事故に
関連するのはおよそ140台に上りました。
仙台管区気象台によりますと、19日の宮城県は風が強く、ところに
よって雪が降り、事故が起きた大崎市古川では正午前に27.8メートル
の最大瞬間風速を観測していました。
現場の周辺は畑や田んぼが広がる地域で雪が積もっていて、東日本
高速道路によりますと、当時は風や雪のため見通しが利かない
いわゆる「ホワイトアウト」の状態でした。
東日本高速道路は事故のおよそ1時間半前の午前10時25分から現場周辺
を含む岩手県から福島県にかけて東北自動車道の上下線で、時速50キロ
の速度規制を行い、電光掲示板でも走行の注意を呼びかけていました。
警察などは、午後8時すぎまでにおよそ140台あった車両の撤去や移動を
すべて終えたということです。
この事故の影響で、東北自動車道は、宮城県の築館インターチェンジと
大和インターチェンジの間の上下線で通行止めになっていますが、安全
が確認され次第、通行止めは解除される見込みです。
事故直前の現場 “突然 視界が悪くなり世界が一変”
事故が起きる直前に東北自動車道の現場付近を通りかかった男性は
車内に固定したスマートフォンで道路の状況を撮影していました。

映像は事故のおよそ10分前にあたる午前11時40分ごろに撮影されました。
路面には、細かい雪がうっすら積もっている程度ですが、強い風に巻き
上げられて雪がフロントガラスに吹きつけ、道路の数十メートル先が
白くなってはっきりと見ることができません。
映像を撮影した仙台市の藤原良さんによりますと、事故現場の手前に
あたる古川インターチェンジを過ぎたあたりから急激に視界が悪くなり
いわゆる「ホワイトアウト」の状態になり、少し先のセンターラインが
見えなくなる時もあったということです。
藤原さんは、「突然、視界が悪くなって、世界が一変した。速度も落とし
ライトをハイビームにして運転したが、追突されるのではないかと
不安だった。数分の違いで事故に巻き込まれていたと思うと、背筋が凍る
思いだ」と話していました。
「地吹雪」が発生していた可能性
事故が起きた現場付近の天候について、気象庁は、現場の風の強さや積雪
が減っていた状況から考えると、「地吹雪」が発生していた可能性が高い
としています。
気象庁によりますと、事故が起きた現場に近い宮城県大崎市古川の観測点
ではけさから風が急激に強まり、19日正午前には27.8メートルの最大瞬間
風速を観測していました。
そして、正午には深さ10センチだった積雪が、午後1時には6センチと一気
に4センチ減っています。
仙台管区気象台によりますと、この時間の気温はマイナス3度以下で雪が
とけることは考えにくいということです。
このため強い風が積もった雪を吹き上げる「地吹雪」が発生して積雪が
減った可能性が高く、当時、現場では視界が悪くなっていたとみられる
としています。
巻き込まれた会社員の男性
仕事のため、会社の車で岩手県に向かっていたという仙台市の40代の
会社員の男性は「吹雪で視界が悪い状況でした。自分は事故に気付いて
停車しましたが、前の車にぶつかってしまう後続車もあって、ガシャーン
という映画のような音がしました。
6時間ほど動けず怖かったです」と話していました。
立往生した車が長蛇の列
事故現場の1つとみられる列の先頭付近では、大型トラックや乗用車が道路
をふさぎ、なかにはトラックと中央分離帯の間に挟まれている乗用車も見えます。
政府 情報連絡室を設置
政府は、午後2時5分に総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置
し、関係省庁と連絡を取り合うなどして情報収集にあたっています。
大崎市 飲料水など配布
宮城県大崎市の東北自動車道下り線で起きた事故の影響で、多くの車両が
動けなくなっていることから、大崎市は、午後2時40分ごろからドライバー
などに対して飲料水や食料、毛布、それに簡易トイレを配っています。
過去にも多重事故
警察によりますと、多重事故が起きた宮城県大崎市の東北自動車道の現場付近
は平野で田畑が広がっているため風を遮るものが少なく、冬には雪が降れば
地吹雪になりやすいということです。
また、この周辺では、平成12年12月にも車両10台が絡む多重事故が起きています。
19日正午ごろ、宮城県大崎市の東北自動車道の
下り線で、雪の影響とみられる多重事故が起き、60代の男性1人
が死亡、17人が病院に搬送され、うち2人が大けがをして手当
てを受けています。事故は車両およそ140台が関係していました
が、警察などが午後8時すぎにすべての車両の撤去や移動を終えました。
19日午前11時50分ごろ大崎市古川の東北自動車道下り線で
雪の影響とみられる複数の事故が起きました。
警察によりますと、これまでに普通乗用車に乗っていた岩手県
一関市の須藤美洋さん(65)が全身を強く打って死亡し、17人が
病院に搬送され、このうち2人が大けがをして手当てを受けています。
現場は古川インターチェンジと長者原サービスエリアの間で
およそ900メートルにわたって多くの車両が動けなくなり、事故に
関連するのはおよそ140台に上りました。
仙台管区気象台によりますと、19日の宮城県は風が強く、ところに
よって雪が降り、事故が起きた大崎市古川では正午前に27.8メートル
の最大瞬間風速を観測していました。
現場の周辺は畑や田んぼが広がる地域で雪が積もっていて、東日本
高速道路によりますと、当時は風や雪のため見通しが利かない
いわゆる「ホワイトアウト」の状態でした。
東日本高速道路は事故のおよそ1時間半前の午前10時25分から現場周辺
を含む岩手県から福島県にかけて東北自動車道の上下線で、時速50キロ
の速度規制を行い、電光掲示板でも走行の注意を呼びかけていました。
警察などは、午後8時すぎまでにおよそ140台あった車両の撤去や移動を
すべて終えたということです。
この事故の影響で、東北自動車道は、宮城県の築館インターチェンジと
大和インターチェンジの間の上下線で通行止めになっていますが、安全
が確認され次第、通行止めは解除される見込みです。
事故直前の現場 “突然 視界が悪くなり世界が一変”
事故が起きる直前に東北自動車道の現場付近を通りかかった男性は
車内に固定したスマートフォンで道路の状況を撮影していました。

映像は事故のおよそ10分前にあたる午前11時40分ごろに撮影されました。
路面には、細かい雪がうっすら積もっている程度ですが、強い風に巻き
上げられて雪がフロントガラスに吹きつけ、道路の数十メートル先が
白くなってはっきりと見ることができません。
映像を撮影した仙台市の藤原良さんによりますと、事故現場の手前に
あたる古川インターチェンジを過ぎたあたりから急激に視界が悪くなり
いわゆる「ホワイトアウト」の状態になり、少し先のセンターラインが
見えなくなる時もあったということです。
藤原さんは、「突然、視界が悪くなって、世界が一変した。速度も落とし
ライトをハイビームにして運転したが、追突されるのではないかと
不安だった。数分の違いで事故に巻き込まれていたと思うと、背筋が凍る
思いだ」と話していました。
「地吹雪」が発生していた可能性
事故が起きた現場付近の天候について、気象庁は、現場の風の強さや積雪
が減っていた状況から考えると、「地吹雪」が発生していた可能性が高い
としています。
気象庁によりますと、事故が起きた現場に近い宮城県大崎市古川の観測点
ではけさから風が急激に強まり、19日正午前には27.8メートルの最大瞬間
風速を観測していました。
そして、正午には深さ10センチだった積雪が、午後1時には6センチと一気
に4センチ減っています。
仙台管区気象台によりますと、この時間の気温はマイナス3度以下で雪が
とけることは考えにくいということです。
このため強い風が積もった雪を吹き上げる「地吹雪」が発生して積雪が
減った可能性が高く、当時、現場では視界が悪くなっていたとみられる
としています。
巻き込まれた会社員の男性
仕事のため、会社の車で岩手県に向かっていたという仙台市の40代の
会社員の男性は「吹雪で視界が悪い状況でした。自分は事故に気付いて
停車しましたが、前の車にぶつかってしまう後続車もあって、ガシャーン
という映画のような音がしました。
6時間ほど動けず怖かったです」と話していました。
立往生した車が長蛇の列
事故現場の1つとみられる列の先頭付近では、大型トラックや乗用車が道路
をふさぎ、なかにはトラックと中央分離帯の間に挟まれている乗用車も見えます。
政府 情報連絡室を設置
政府は、午後2時5分に総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置
し、関係省庁と連絡を取り合うなどして情報収集にあたっています。
大崎市 飲料水など配布
宮城県大崎市の東北自動車道下り線で起きた事故の影響で、多くの車両が
動けなくなっていることから、大崎市は、午後2時40分ごろからドライバー
などに対して飲料水や食料、毛布、それに簡易トイレを配っています。
過去にも多重事故
警察によりますと、多重事故が起きた宮城県大崎市の東北自動車道の現場付近
は平野で田畑が広がっているため風を遮るものが少なく、冬には雪が降れば
地吹雪になりやすいということです。
また、この周辺では、平成12年12月にも車両10台が絡む多重事故が起きています。
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