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トンガ噴火・未曽有の天災から1週間
01-23 国民8割被害 支援到着 落ち着き回復
南太平洋の島国トンガで海底火山が噴火して22日
で1週間が経過した。
ごう音に続いて津波も押し寄せ、国民の約8割が被災する
など「未曽有の天災」(トンガ政府)に見舞われた。
当初つかめなかった被害の状況が次第に明らかになり
各国からは水や衛生用品など救援物資が届き、電気など
ライフラインも徐々に復旧。国は落ち着きを取り戻し
始めている。
◇「恵みの雨」に祈り
「雨が降るのを祈っている」。
火山から約65キロ南方にある首都ヌクアロファのラジオ局
記者マリアン・クプさん(40)は、樹木や車、道路など
街中に降り注いだ火山灰の清掃に追われる住民らの気持ちを
冗談交じりに話した。
街には青空が戻り、火山は小康状態だという。
クプさんは「サイクロンは多く経験したが、サイクロンよりも
恐ろしかった」と噴火当時を振り返った。
体験をフェイスブックなどに投稿し、復興に取り組む被災地
の現状を世界に伝えている。
最大15メートルに達した津波が残した爪痕も大きい。
トンガは王国で日本の皇室との交流もあり、親日的だ。
オーストラリアやニュージーランド(NZ)に続き、日本も支援
物資を積んだ自衛隊機を派遣。
クプさんは「日本は(これまでも)たくさん支援してくれた。
とてもありがたい」と話した。
◇小さな島に大きな被害
トンガ政府は21日、ノムカ島など3島で少なくとも計14人の負傷者
が報告されたと発表。
死者は18日の発表と変わらず3人でいずれも津波が原因という。
ノムカ島には、医療施設が津波で流されたため野戦病院が設置された。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は「離島を含め国の大半の地域を
調査団が訪れた」と述べており、死者が今後、大きく増える可能性は
低下したとみられる。
ロイター通信によれば、米航空宇宙局(NASA)は火山の爆発力が
広島型原爆の500倍以上だったと分析した。
巨大な噴煙と共に、火山灰は上空約40キロに達した。
火山灰は続いて地上に降り注ぎ「まるで月面」(NZ)と呼ばれる
光景を生んだ。
こうした自然の猛威による被害は小さな島が集まったトンガには
あまりにも大きい。トンガの人口は10万人余りだが、OCHAによれば
被災者は約8万4000人に達した。
トンガなど太平洋の島国は、津波だけでなく気候変動に伴う海面
上昇で水没の危機にもひんしている。
30年前に海面上昇の調査を現地で行った茨城大の三村信男前学長
(地球環境工学)は当時、1メートルの海面上昇と2.8メートルの
高潮が重なって3.8メートルの氾濫が起きた場合、ヌクアロファが
ある本島のトンガタプ島の14%に影響が及ぶと推計していた。
津波を「海の洪水」と表現し、ゆっくりと起きる水没との違いに
言及しながらも「トンガが(海からの)被害を受けやすい地理的特徴」
があると指摘している。
南太平洋の島国トンガで海底火山が噴火して22日
で1週間が経過した。
ごう音に続いて津波も押し寄せ、国民の約8割が被災する
など「未曽有の天災」(トンガ政府)に見舞われた。
当初つかめなかった被害の状況が次第に明らかになり
各国からは水や衛生用品など救援物資が届き、電気など
ライフラインも徐々に復旧。国は落ち着きを取り戻し
始めている。
◇「恵みの雨」に祈り
「雨が降るのを祈っている」。
火山から約65キロ南方にある首都ヌクアロファのラジオ局
記者マリアン・クプさん(40)は、樹木や車、道路など
街中に降り注いだ火山灰の清掃に追われる住民らの気持ちを
冗談交じりに話した。
街には青空が戻り、火山は小康状態だという。
クプさんは「サイクロンは多く経験したが、サイクロンよりも
恐ろしかった」と噴火当時を振り返った。
体験をフェイスブックなどに投稿し、復興に取り組む被災地
の現状を世界に伝えている。
最大15メートルに達した津波が残した爪痕も大きい。
トンガは王国で日本の皇室との交流もあり、親日的だ。
オーストラリアやニュージーランド(NZ)に続き、日本も支援
物資を積んだ自衛隊機を派遣。
クプさんは「日本は(これまでも)たくさん支援してくれた。
とてもありがたい」と話した。
◇小さな島に大きな被害
トンガ政府は21日、ノムカ島など3島で少なくとも計14人の負傷者
が報告されたと発表。
死者は18日の発表と変わらず3人でいずれも津波が原因という。
ノムカ島には、医療施設が津波で流されたため野戦病院が設置された。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は「離島を含め国の大半の地域を
調査団が訪れた」と述べており、死者が今後、大きく増える可能性は
低下したとみられる。
ロイター通信によれば、米航空宇宙局(NASA)は火山の爆発力が
広島型原爆の500倍以上だったと分析した。
巨大な噴煙と共に、火山灰は上空約40キロに達した。
火山灰は続いて地上に降り注ぎ「まるで月面」(NZ)と呼ばれる
光景を生んだ。
こうした自然の猛威による被害は小さな島が集まったトンガには
あまりにも大きい。トンガの人口は10万人余りだが、OCHAによれば
被災者は約8万4000人に達した。
トンガなど太平洋の島国は、津波だけでなく気候変動に伴う海面
上昇で水没の危機にもひんしている。
30年前に海面上昇の調査を現地で行った茨城大の三村信男前学長
(地球環境工学)は当時、1メートルの海面上昇と2.8メートルの
高潮が重なって3.8メートルの氾濫が起きた場合、ヌクアロファが
ある本島のトンガタプ島の14%に影響が及ぶと推計していた。
津波を「海の洪水」と表現し、ゆっくりと起きる水没との違いに
言及しながらも「トンガが(海からの)被害を受けやすい地理的特徴」
があると指摘している。
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