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北京五輪・スキージャンプ
02-08 波乱 スーツの規定違反 混合団体 日本 4位でメダル届かず
北京オリンピックのスキージャンプの新種目、混合団体で
日本は4位でした。日本は高梨沙羅選手が1回目にスーツの
規定違反で失格となり、その後、順位を徐々に上げました
が、メダルに届きませんでした。
スキージャンプの混合団体は今大会から行われた新種目で
ヒルサイズが106メートルのノーマルヒルで行われました。
10チームの男女2人ずつが2回のジャンプを飛んでその合計
得点を争い、日本は、1人目が女子のエース、高梨選手
2人目が佐藤幸椰選手、3人目が伊藤有希選手、そして最後
の4人目が前日の男子ノーマルヒルで、金メダルを獲得した
小林陵有選手というメンバーで臨みました。
1回目、1人目の高梨選手は103メートルをマークしましたが
その後、スーツの規定違反で失格となり、ポイントをえられ
ませんでした。
この失格が響き日本は1回目、4人の合計ポイントが359.9で
10チーム中、2回目に進めるギリギリの8位でした。
2回目、スーツを着替えて臨んだという高梨選手は
力強い踏み切りで98メートル50を飛んでポイントは
1人目の中では2番目となる118.9をマークし、日本の
順位は5位に上がりました。
このあと2人目の佐藤選手が100メートル50を飛んで
順位は4位に上がり、3位のカナダに12.4ポイント
差まで迫ってメダルが視野に入る位置につけました。
しかし、3人目の伊藤選手が飛距離を伸ばせず
カナダとの差が広がりました。
最後に飛んだ小林選手が、これ以上飛ぶと危険とされる
ヒルサイズの106メートルをマークする大きなジャンプを
見せたものの、最終的にはカナダに8.3ポイント及ばず
合計ポイントは836.3で4位でした。
金メダルはスロベニアで1001.5ポイント、銀メダルはROC
(=ロシアオリンピック委員会)で890.3ポイント
銅メダルはカナダで844.6ポイントでした。
高梨 まさかの失格で…
高梨選手は日本の2回目、最後に飛んだ小林選手のジャンプ
を見守り、小林選手が106メートルの大ジャンプをすると
手を2、3回たたいてしゃがみこみました。
ゴーグルの奥に見えた目は涙ぐみ、感極まっているように見え
前に倒れ込みそうになりながら胸に手を当てていました。
しかし、最終順位が4位と確定したあとは日本の3人目の伊藤選手
に抱きかかえられるような状態で、顔をその胸にうずめたまま
上げることができない様子が見られました。
日本の4人目として飛んだ小林選手は「みんな精一杯のパフォー
マンスをしていたのでメダルには届かなかったが、いいゲーム
だったと思う。2本目は自分のパフォーマンスに集中していた。
いいジャンプだったと思う。ラージヒルも楽しみにしている」
と話していました。
日本の3人目として飛んだ伊藤選手は「団体戦ということで、戦う
のは1人ではなかったのでとても心強く、個人戦よりもいいジャンプ
ができたと思う」と話しました。また、3回目の出場となった
オリンピックについては「試合の様式も全然違う中で、初めて出た
ような気持ちで、見るものすべてが輝いて見えた」と振り返っていました。
日本の2人目として飛んだ佐藤幸椰選手は、「きのうに比べればよかった
が、あと2メートルずつ飛べていたらまだまだ勝負になった。
弱さがあったので試合の中で強くなる力を身につけなければいけないと
思った」と話しました。そのうえで「きょうの悔しさを含めて男子団体では
最高の結果を出せるよう頑張りたい」と話していました。
相次いだ“スーツの規定違反” 5人が失格に
混合団体ではジャンプスーツの規定違反で失格になる選手が相次ぎました。
失格になったのは1回目では日本の1人目の高梨選手のほか、オーストリア
の1人目のダニエラ イラシュコ・シュトルツ選手、ドイツの3人目で
女子ノーマルヒルで銀メダルを獲得したカタリナ・アルトハウス選手
2回目では、ノルウェーの1人目のアンナ オディーネ・ストロン選手と
3人目のシリエ・オップセット選手でした。
高梨沙羅選手が失格となった理由について女子代表の鷲澤徹コーチは
「太もも周りが規定よりも2センチ大きかった。
オリンピックなのでスーツもギリギリを攻めている
。1回目で着ていたスーツは、ノーマルヒルの試合で着ていたのと同じ
スーツだ」と説明しました。そのうえで「この会場は、非常に乾燥して
いるので体内の水分が微妙に影響したのかもしれない」と話していました。
また伊藤選手は「私自身もかなり体重が落ちて調整が難しかった。
みんな同じ状況の中で飛んでいるので、自分も対策はしてきたつもりだが
きょうの試合展開はこれまでのワールドカップでもないようなものなので
これがオリンピックかと思った」と話していました。
佐藤選手は、スーツの規定違反で高梨沙羅選手が失格となったことについて
「日本のみならず各国で失格者が出たが、それだけ多くのルールのもとで
私たちは試合をしている。こういうことがあっても、その人のせいではないし
勝負をした結果だ。でも、ちょっときょうだけは神様を嫌いになった」と
心境を話しました。
そして「1回目を飛んだ時は、失格になったのを知らなかった。とにかく個人戦
でふがいないジャンプをしていたのでチームの大きな力になれるように準備して
きた。完ぺきなジャンプではないが、ある程度の仕事はできた。2回目もこういう
状況だったが目標を持って次のジャンプにつながる1本だととらえた」と振り
返っていました。
【ジャンプスーツの規定違反とは】
スキージャンプでは、スーツのサイズが体に合っていないことで空気抵抗が変わり
飛距離に影響するとして、国際スキー連盟は用具についての規定に沿って選手が
競技を行う際に違反がないかチェックし、規定に合わないスーツを着用した場合は
失格にしています。
国際スキー連盟の規定によりますと、選手は身長や股の長さ、腕の長さ、そして
首のサイズなどを計測され、体の部位ごとにスーツが適正なサイズかどうか確認
されることになっています。
大会でスーツを着用した選手の計測は直立した状態で行われ、スーツが体のあら
ゆる部分にフィットしていなければならないとされています。
具体的には、体のサイズに対して、スーツの大きさが
▽男子は「プラス1センチから3センチ以内」、
▽女子は「プラス2センチから4センチ以内」でなければならないと定められています。
北京オリンピックのスキージャンプの新種目、混合団体で
日本は4位でした。日本は高梨沙羅選手が1回目にスーツの
規定違反で失格となり、その後、順位を徐々に上げました
が、メダルに届きませんでした。
スキージャンプの混合団体は今大会から行われた新種目で
ヒルサイズが106メートルのノーマルヒルで行われました。
10チームの男女2人ずつが2回のジャンプを飛んでその合計
得点を争い、日本は、1人目が女子のエース、高梨選手
2人目が佐藤幸椰選手、3人目が伊藤有希選手、そして最後
の4人目が前日の男子ノーマルヒルで、金メダルを獲得した
小林陵有選手というメンバーで臨みました。
1回目、1人目の高梨選手は103メートルをマークしましたが
その後、スーツの規定違反で失格となり、ポイントをえられ
ませんでした。
この失格が響き日本は1回目、4人の合計ポイントが359.9で
10チーム中、2回目に進めるギリギリの8位でした。
2回目、スーツを着替えて臨んだという高梨選手は
力強い踏み切りで98メートル50を飛んでポイントは
1人目の中では2番目となる118.9をマークし、日本の
順位は5位に上がりました。
このあと2人目の佐藤選手が100メートル50を飛んで
順位は4位に上がり、3位のカナダに12.4ポイント
差まで迫ってメダルが視野に入る位置につけました。
しかし、3人目の伊藤選手が飛距離を伸ばせず
カナダとの差が広がりました。
最後に飛んだ小林選手が、これ以上飛ぶと危険とされる
ヒルサイズの106メートルをマークする大きなジャンプを
見せたものの、最終的にはカナダに8.3ポイント及ばず
合計ポイントは836.3で4位でした。
金メダルはスロベニアで1001.5ポイント、銀メダルはROC
(=ロシアオリンピック委員会)で890.3ポイント
銅メダルはカナダで844.6ポイントでした。
高梨 まさかの失格で…
高梨選手は日本の2回目、最後に飛んだ小林選手のジャンプ
を見守り、小林選手が106メートルの大ジャンプをすると
手を2、3回たたいてしゃがみこみました。
ゴーグルの奥に見えた目は涙ぐみ、感極まっているように見え
前に倒れ込みそうになりながら胸に手を当てていました。
しかし、最終順位が4位と確定したあとは日本の3人目の伊藤選手
に抱きかかえられるような状態で、顔をその胸にうずめたまま
上げることができない様子が見られました。
日本の4人目として飛んだ小林選手は「みんな精一杯のパフォー
マンスをしていたのでメダルには届かなかったが、いいゲーム
だったと思う。2本目は自分のパフォーマンスに集中していた。
いいジャンプだったと思う。ラージヒルも楽しみにしている」
と話していました。
日本の3人目として飛んだ伊藤選手は「団体戦ということで、戦う
のは1人ではなかったのでとても心強く、個人戦よりもいいジャンプ
ができたと思う」と話しました。また、3回目の出場となった
オリンピックについては「試合の様式も全然違う中で、初めて出た
ような気持ちで、見るものすべてが輝いて見えた」と振り返っていました。
日本の2人目として飛んだ佐藤幸椰選手は、「きのうに比べればよかった
が、あと2メートルずつ飛べていたらまだまだ勝負になった。
弱さがあったので試合の中で強くなる力を身につけなければいけないと
思った」と話しました。そのうえで「きょうの悔しさを含めて男子団体では
最高の結果を出せるよう頑張りたい」と話していました。
相次いだ“スーツの規定違反” 5人が失格に
混合団体ではジャンプスーツの規定違反で失格になる選手が相次ぎました。
失格になったのは1回目では日本の1人目の高梨選手のほか、オーストリア
の1人目のダニエラ イラシュコ・シュトルツ選手、ドイツの3人目で
女子ノーマルヒルで銀メダルを獲得したカタリナ・アルトハウス選手
2回目では、ノルウェーの1人目のアンナ オディーネ・ストロン選手と
3人目のシリエ・オップセット選手でした。
高梨沙羅選手が失格となった理由について女子代表の鷲澤徹コーチは
「太もも周りが規定よりも2センチ大きかった。
オリンピックなのでスーツもギリギリを攻めている
。1回目で着ていたスーツは、ノーマルヒルの試合で着ていたのと同じ
スーツだ」と説明しました。そのうえで「この会場は、非常に乾燥して
いるので体内の水分が微妙に影響したのかもしれない」と話していました。
また伊藤選手は「私自身もかなり体重が落ちて調整が難しかった。
みんな同じ状況の中で飛んでいるので、自分も対策はしてきたつもりだが
きょうの試合展開はこれまでのワールドカップでもないようなものなので
これがオリンピックかと思った」と話していました。
佐藤選手は、スーツの規定違反で高梨沙羅選手が失格となったことについて
「日本のみならず各国で失格者が出たが、それだけ多くのルールのもとで
私たちは試合をしている。こういうことがあっても、その人のせいではないし
勝負をした結果だ。でも、ちょっときょうだけは神様を嫌いになった」と
心境を話しました。
そして「1回目を飛んだ時は、失格になったのを知らなかった。とにかく個人戦
でふがいないジャンプをしていたのでチームの大きな力になれるように準備して
きた。完ぺきなジャンプではないが、ある程度の仕事はできた。2回目もこういう
状況だったが目標を持って次のジャンプにつながる1本だととらえた」と振り
返っていました。
【ジャンプスーツの規定違反とは】
スキージャンプでは、スーツのサイズが体に合っていないことで空気抵抗が変わり
飛距離に影響するとして、国際スキー連盟は用具についての規定に沿って選手が
競技を行う際に違反がないかチェックし、規定に合わないスーツを着用した場合は
失格にしています。
国際スキー連盟の規定によりますと、選手は身長や股の長さ、腕の長さ、そして
首のサイズなどを計測され、体の部位ごとにスーツが適正なサイズかどうか確認
されることになっています。
大会でスーツを着用した選手の計測は直立した状態で行われ、スーツが体のあら
ゆる部分にフィットしていなければならないとされています。
具体的には、体のサイズに対して、スーツの大きさが
▽男子は「プラス1センチから3センチ以内」、
▽女子は「プラス2センチから4センチ以内」でなければならないと定められています。
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