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ウクライナ情勢・ウクライナ軍各地で抵抗続ける
02-28 戦闘一層激化か
ウクライナでは、軍事侵攻したロシア軍に対し、ウクライナ軍
が第2の都市ハリコフなど各地で抵抗を続け、戦闘は一層激しさ
を増しているものとみられます。
ウクライナ第2の都市ハリコフの状況
ロシア軍とウクライナ軍との激しい戦闘が伝えられているハリコフ
について、地元の州知事は27日、自身のフェイスブックに「完全に
私たちがコントロールしている」などと投稿し、ロシア軍を退けた
と主張しています。
現地で撮影されたとみられる映像にはロシア軍の軍用車両などが
放置されている様子が映っています。
ハリコフの日本語学校経営者「街の中でも朝から戦いあった」
激しい戦闘が伝えられているウクライナ第2の都市、ハリコフに住む
ウクライナ人の男性が現地時間27日午後5時ごろ日本語で応じました。
ボリス・モロズさん(36)はハリコフで日本語学校を経営し、中学生
から社会人までの生徒およそ30人に日本語を教えています。
ロシア軍とウクライナ軍との戦闘は激しさを増しているということで
モロズさんは「もう4日間続いていて、戦争が始まっていまがいちばん
ひどい爆撃が続いています。眠るのも難しく夜もミサイルが次々と発射
されとても恐ろしい音です。街の中でも朝から戦いがあった」と現地
の状況を説明しました。
そして、「ロシアはウクライナ軍の関係の所だけ爆撃すると述べています
が、現実はそんなことはないです。街にはあちらこちらにミサイルの一部
があります」と話していました。
また、ハリコフでの生活については、街中でパンが無料で配られていて
長い行列ができるとしたうえで、「ガスと電気は時々止まりますが、修理
してくれる人も街に残っています。食べ物はまだ残っていますが少なく
なっています」と話していました。
モロズさんはロシアがウクライナに軍事侵攻したあとも、日本語のオンライン
授業を続けているということです。
モロズさんは、「子どもたちはとても怖がっているので、日本語を教えるだけ
でなく生徒たちを安心させてみんなが大丈夫かどうか知るために続けています
。私はここに生まれた。私の街なので、逃げるつもりはない」と話していました。
首都キエフの状況
一方、首都キエフの状況について、クリチコ市長はAP通信のインタビューで
市民を街の外に避難させる計画があるかという問いに対し、「すべての道が
ふさがれているためできない。今はロシア軍に包囲されている状態だ」と
明らかにしました。
ただ、このあとクリチコ市長はSNSへの投稿でこうした内容を否定しています。
キエフ市内では27日、ワインの空き瓶などを使って火炎瓶を作る市民の姿が
見られたほか、ウクライナ議会議員も、ロシアから侵攻を受けた直後にすべて
の議員に銃が配られたことを明らかにし、抵抗を続ける姿勢を強調しました。
ロシア国防省は27日、ウクライナ軍のミサイルなど、これまでに1067の標的を
破壊したと発表したほか、ロイター通信はウクライナの保健省の情報として
これまでに14人の子どもを含む、352人が死亡したと伝え、各地で戦闘は一層
激しさを増しているものとみられます。
キエフでは火炎瓶を作る市民の姿も
ウクライナに軍事侵攻したロシア軍が地方の主要都市で攻勢を強める中、首都
キエフの街なかでは27日、ワインの空き瓶などを使って火炎瓶を作る市民の姿
が見られました。
ウクライナ国防省は、2014年に「領土防衛部隊」を結成し、市民に対して銃
など武器の扱い方などの講習を行っていて、非常時には最大12万人が編成
される見通しで、軍の指揮下に置かれることになります。
また、1月には「国家レジスタンス基本法」が施行され、ロシア軍が侵攻して
きた場合、市街戦になることも想定し、国民が一丸となって抵抗するとして
います。
ウクライナ西部 リビウの状況
ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナ西部の都市リビウでは連日
ふだんは別の仕事をしている予備役などの人が軍に参加する手続きのために
軍の施設に集まっています。
27日も、さまざまな職業の男性たち、およそ30人が手続きを待っていました。
このうち30歳のプログラマーの男性は「戦争は恐ろしいものだが、誰かに攻め
込まれたら撃退しなければならない」と話していました。
また、34歳の自動車エンジニアの男性は、「戦闘となればもちろん人間として
怖い。ただ、国を守るためには命じられたことをやるのみだ」と話していました。
一方、リビウの教会では前線にいる兵士の助けとなるよう支援物資を募っています。
ミサの最中にも市民がひっきりなしに食料品や医薬品などを届けに来ていて、教会
の一角にはチェーンソーや車のバッテリー、それにマットレスなどさまざまなもの
が積まれていました。
物資を届けた52歳の女性は「私は今は働いておらず、こうした形でしか貢献できない
が、戦う同胞たちを支えたい」と話していました。
また、ウクライナ内外で募金を集め、医薬品などを購入して提供しているという33歳
の男性は「海外から支援が集まるのは世界がこれ以上の事態の悪化を望んでいない
からだと思う」と話し、海外からの支援に感謝していました。
そして教会の神父は「お年寄りも若者もできるかぎりのことをしようと物資を持って
きてくれる。みんなが国を守るヒーローだ」と、市民一丸となっての協力に目を
潤ませていました。
アメリカ国防総省 “ロシア軍は主要な都市は制圧できていない”
アメリカ国防総省の高官は27日、記者団に対し、ロシアによるウクライナへの軍事
侵攻の状況について、これまでのところロシア軍は主要な都市は制圧できていない
との認識を示しました。
この高官はその理由についてウクライナ側から激しい抵抗を受けていることに加え
燃料などの不足に直面していると指摘しました。
また、ウクライナ側は現在も防空システムや航空機を使用できており、ウクライナ
の制空権をめぐる攻防は続いているとしました。
また、首都キエフについてはロシア軍が市街地からおよそ30キロの位置に引き続き
いるとしたうえで、偵察部隊の一部がキエフ市内に入り、小規模な戦闘が起きて
いるということです。
さらにロシア軍は、これまでに320発以上の短距離弾道ミサイルなどを発射した
ということです。
この高官は、ロシア軍がウクライナ国内に投入する戦力を増やしているものの
今も国境周辺に展開する戦闘部隊の3分の1の戦力を投入せずに維持している
として警戒感を示しました。
ウクライナでは、軍事侵攻したロシア軍に対し、ウクライナ軍
が第2の都市ハリコフなど各地で抵抗を続け、戦闘は一層激しさ
を増しているものとみられます。
ウクライナ第2の都市ハリコフの状況
ロシア軍とウクライナ軍との激しい戦闘が伝えられているハリコフ
について、地元の州知事は27日、自身のフェイスブックに「完全に
私たちがコントロールしている」などと投稿し、ロシア軍を退けた
と主張しています。
現地で撮影されたとみられる映像にはロシア軍の軍用車両などが
放置されている様子が映っています。
ハリコフの日本語学校経営者「街の中でも朝から戦いあった」
激しい戦闘が伝えられているウクライナ第2の都市、ハリコフに住む
ウクライナ人の男性が現地時間27日午後5時ごろ日本語で応じました。
ボリス・モロズさん(36)はハリコフで日本語学校を経営し、中学生
から社会人までの生徒およそ30人に日本語を教えています。
ロシア軍とウクライナ軍との戦闘は激しさを増しているということで
モロズさんは「もう4日間続いていて、戦争が始まっていまがいちばん
ひどい爆撃が続いています。眠るのも難しく夜もミサイルが次々と発射
されとても恐ろしい音です。街の中でも朝から戦いがあった」と現地
の状況を説明しました。
そして、「ロシアはウクライナ軍の関係の所だけ爆撃すると述べています
が、現実はそんなことはないです。街にはあちらこちらにミサイルの一部
があります」と話していました。
また、ハリコフでの生活については、街中でパンが無料で配られていて
長い行列ができるとしたうえで、「ガスと電気は時々止まりますが、修理
してくれる人も街に残っています。食べ物はまだ残っていますが少なく
なっています」と話していました。
モロズさんはロシアがウクライナに軍事侵攻したあとも、日本語のオンライン
授業を続けているということです。
モロズさんは、「子どもたちはとても怖がっているので、日本語を教えるだけ
でなく生徒たちを安心させてみんなが大丈夫かどうか知るために続けています
。私はここに生まれた。私の街なので、逃げるつもりはない」と話していました。
首都キエフの状況
一方、首都キエフの状況について、クリチコ市長はAP通信のインタビューで
市民を街の外に避難させる計画があるかという問いに対し、「すべての道が
ふさがれているためできない。今はロシア軍に包囲されている状態だ」と
明らかにしました。
ただ、このあとクリチコ市長はSNSへの投稿でこうした内容を否定しています。
キエフ市内では27日、ワインの空き瓶などを使って火炎瓶を作る市民の姿が
見られたほか、ウクライナ議会議員も、ロシアから侵攻を受けた直後にすべて
の議員に銃が配られたことを明らかにし、抵抗を続ける姿勢を強調しました。
ロシア国防省は27日、ウクライナ軍のミサイルなど、これまでに1067の標的を
破壊したと発表したほか、ロイター通信はウクライナの保健省の情報として
これまでに14人の子どもを含む、352人が死亡したと伝え、各地で戦闘は一層
激しさを増しているものとみられます。
キエフでは火炎瓶を作る市民の姿も
ウクライナに軍事侵攻したロシア軍が地方の主要都市で攻勢を強める中、首都
キエフの街なかでは27日、ワインの空き瓶などを使って火炎瓶を作る市民の姿
が見られました。
ウクライナ国防省は、2014年に「領土防衛部隊」を結成し、市民に対して銃
など武器の扱い方などの講習を行っていて、非常時には最大12万人が編成
される見通しで、軍の指揮下に置かれることになります。
また、1月には「国家レジスタンス基本法」が施行され、ロシア軍が侵攻して
きた場合、市街戦になることも想定し、国民が一丸となって抵抗するとして
います。
ウクライナ西部 リビウの状況
ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナ西部の都市リビウでは連日
ふだんは別の仕事をしている予備役などの人が軍に参加する手続きのために
軍の施設に集まっています。
27日も、さまざまな職業の男性たち、およそ30人が手続きを待っていました。
このうち30歳のプログラマーの男性は「戦争は恐ろしいものだが、誰かに攻め
込まれたら撃退しなければならない」と話していました。
また、34歳の自動車エンジニアの男性は、「戦闘となればもちろん人間として
怖い。ただ、国を守るためには命じられたことをやるのみだ」と話していました。
一方、リビウの教会では前線にいる兵士の助けとなるよう支援物資を募っています。
ミサの最中にも市民がひっきりなしに食料品や医薬品などを届けに来ていて、教会
の一角にはチェーンソーや車のバッテリー、それにマットレスなどさまざまなもの
が積まれていました。
物資を届けた52歳の女性は「私は今は働いておらず、こうした形でしか貢献できない
が、戦う同胞たちを支えたい」と話していました。
また、ウクライナ内外で募金を集め、医薬品などを購入して提供しているという33歳
の男性は「海外から支援が集まるのは世界がこれ以上の事態の悪化を望んでいない
からだと思う」と話し、海外からの支援に感謝していました。
そして教会の神父は「お年寄りも若者もできるかぎりのことをしようと物資を持って
きてくれる。みんなが国を守るヒーローだ」と、市民一丸となっての協力に目を
潤ませていました。
アメリカ国防総省 “ロシア軍は主要な都市は制圧できていない”
アメリカ国防総省の高官は27日、記者団に対し、ロシアによるウクライナへの軍事
侵攻の状況について、これまでのところロシア軍は主要な都市は制圧できていない
との認識を示しました。
この高官はその理由についてウクライナ側から激しい抵抗を受けていることに加え
燃料などの不足に直面していると指摘しました。
また、ウクライナ側は現在も防空システムや航空機を使用できており、ウクライナ
の制空権をめぐる攻防は続いているとしました。
また、首都キエフについてはロシア軍が市街地からおよそ30キロの位置に引き続き
いるとしたうえで、偵察部隊の一部がキエフ市内に入り、小規模な戦闘が起きて
いるということです。
さらにロシア軍は、これまでに320発以上の短距離弾道ミサイルなどを発射した
ということです。
この高官は、ロシア軍がウクライナ国内に投入する戦力を増やしているものの
今も国境周辺に展開する戦闘部隊の3分の1の戦力を投入せずに維持している
として警戒感を示しました。
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