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03-03 ダウ：前日終値比596.40ドル高 急反発

2日のニューヨーク株式相場は
パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長
の利上げに関する発言が好感される中
急反発した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は
前日終値比596.40ドル高の3万3891.35ドルで終了。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は
219.56ポイント高の1万3752.02で引けた。

■原油続伸
一時112ドル台　11年ぶり高値

2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）
で原油先物相場は3日続伸した。
WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）
で期近の4月物は前日比7.19ドル（7.0%）高の1バレ
ル110.60ドルで取引を終えた。

一時は112.51ドルと期近物として11年ぶりの高値を付けた。
ウクライナ情勢の緊迫が続き、ロシア産原油や天然ガスの
輸出が滞るとの懸念が強まった。主要産油国が増産ペースを
加速しないと決めたことも需給タイト化の観測につながった。

ロシアへの欧米の厳しい経済制裁がロシアのエネルギー輸出
の停滞を招く可能性が強まっている。バイデン米大統領は2日
ロシア産の原油輸入を禁止する制裁も「選択肢から排除して
いない」と述べた。いずれは米欧がロシアのエネルギー禁輸に
踏み切るとの見方がくすぶった。

2日には石油輸出国機構（OPEC）とロシアなど非加盟の主要
産油国からなる「OPECプラス」が増産加速を見送り、4月も
現行の増産ペースを続けると決めた。当面は供給不安が解消
しないとの見方が広がった。

原油相場は伸び悩む場面もあった。相場の過熱感から利益確定
売りが出た。ロシアとウクライナが停戦交渉を再開する意向と
伝わり、情勢を見極めたい市場参加者も多かった。