長寿の秘訣 自己啓発

03-04 ダウ：前日終値比96.69ドル安 反落

3日のニューヨーク株式相場は
ウクライナ情勢をめぐる先行き不透明感
が増す中、方向感を欠く展開となった。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は
前日終値比96.69ドル安の3万3794.66ドル
と反落して終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は
214.08ポイント安の1万3537.94で終わった。

■原油が反落
一時116ドル台に上昇も持ち高調整の売り　

3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）
で原油先物相場は4営業日ぶりに反落した。
WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）で
期近の4月物は前日比2.93ドル（2.6%）安の1バレル
107.67ドルで取引を終えた。
ウクライナ情勢の緊迫を背景とした需給逼迫観測から
未明に116.57ドルと期近物として2008年9月以来の高値を
付けた。だが、イラン核合意が近く復活するとの観測から
次第に持ち高調整目的の売りが優勢となった。

ロシアとウクライナは3日に停戦交渉に臨んだが、紛争の
長期化への警戒感は根強い。
欧米によるロシアへの経済制裁が同国のエネルギー輸出の
停滞を招くとの懸念が強いうえ、欧米がロシアのエネルギー
の禁輸に踏み切る可能性も意識されている。

ただ、未明に高値を付けた後は売りに押された
。3日朝に「イラン核合意が近くまとまる可能性がある」との
観測が浮上した。イラン産原油の禁輸が解除されれば、需給の
引き締まりが和らぐとの見方を誘った。
ロシアがウクライナを侵攻して以来、相場は短期間で大きく
上昇しており、持ち高調整や目先の利益を確定する目的の売りが
次第に優勢となった。