長寿の秘訣 自己啓発>> スポ-ツ >> 大リーグ労使交渉・一転して新協定に合意
新着記事一覧
大リーグ労使交渉・一転して新協定に合意
03-12 4月7日に開幕へ162試合制
大リーグ機構は10日、ニューヨークで行った選手会
との労使交渉で、一転して新たな協定に合意した
ことを発表しました。レギュラーシーズンは例年
どおりの162試合制で行われ、アメリカの複数の
メディアは来月7日に開幕すると伝えています。
選手会との労使協定が難航していた大リーグ機構は
10日にニューヨークで行われた交渉で、いわゆる
「ぜいたく税」の基準額や、選手の最低年俸などに
ついても機構側が選手会の希望額に歩み寄った形で
一転して合意に至りました。
新たな争点となった海外選手向けのドラフト制度の
導入について、今後も双方で協議を続けていくこと
で一致したということです。
新しい協定の有効期間は、今シーズンから5年間です。
大リーグ機構は、開幕から最初の4カードを中止する
としていたこれまでの発表を覆し、レギュラーシーズン
を例年どおりの162試合制で行うとしていて、アメリカ
の複数のメディアは来月7日に開幕すると伝えています。
すべての活動が止まる「ロックアウト」は、3か月余りで
終結することになり、今後、各球団のキャンプや
オープン戦も始まります。
記者会見した大リーグ機構のマンフレッドコミッショナー
は「まず最初にファンの皆さんに謝罪したい。
この数か月は非常に困難だった」としたうえで
「ロックアウトは交渉を進めるために必要な措置だった。
ロックアウトがなければ、きょう合意することはできな
かったと思う」と話しました。
ロックアウトに伴って、去年12月から中断されていた各選手
の移籍交渉も再開され、日本選手では、プロ野球 広島から
ポスティングシステムを使った大リーグ移籍を目指している
鈴木誠也選手や、マリナーズからFA=フリーエージェントと
なっている菊池雄星投手の新たな所属先が注目されます。
急転直下の合意 背景は
大リーグ機構がシーズン開幕を2週間遅らせると発表してから
わずか1日。
3か月以上難航していた労使交渉は急転直下で合意に至りました。
大リーグ機構は9日の交渉で、ぜいたく税や選手の最低年俸など
の金額で歩み寄りを見せましたが、その代わりの条件として
海外選手向けのドラフト制度の導入を持ちかけ、これが新たな
争点になりました。
選手会では中南米出身の選手を中心に反対が相次いだほか
選手会の役員を務めるメッツのシャーザー投手は「今回の交渉で
これまで一度も提案されていなかったテーマ。
大リーグ機構は事態を混乱させ責任逃れをしている」と強く
非難しました。
こうしたことから新たな期限となった9日までに交渉がまとまらず
大リーグ機構はシーズン開幕のさらなる延期に踏み切ることを
決めました。
一夜明けた10日に事態は一転。
大リーグ機構と選手会はこの海外選手向けのドラフト制度について
ことし7月25日まで話し合いを続けることで一致しました。
すでに金額面では互いに歩み寄りを見せていただけに、これを
きっかけに交渉は急転直下で合意に至ったのです。
新たな労使協定
大リーグと選手会の新たな労使協定では、いわゆる「ぜいたく税」
の基準額や、選手の最低年俸などが引き上げられ、若手選手の
待遇改善を求めた選手会側の要望が大筋で認められました。
ぜいたく税とは、戦力均衡と年俸抑制のため球団の選手40人の
年俸総額が規定額を超えた場合に大リーグ機構に支払う課徴金
のことで、この規定額をいくら引き上げるかをめぐって交渉が
難航していました。
アメリカのメディアによりますとこの規定額は
▽昨シーズンが2億1000万ドル、日本円でおよそ243億円だった
のに対し、
▽今シーズンは2億3000万ドル、およそ267億円となり、
▽最終的には2026年に2億4400万ドル、およそ283億円まで
引き上げられます。
また、選手の最低年俸についても
▽昨シーズンの57万ドル、およそ6600万円から
▽今シーズンは70万ドル、およそ8100万円になり、
▽2026年には78万ドル、およそ9000万円に引き上げられます。
さらに、若手選手が活躍した場合にはボーナスが支払われる制度
も導入されることになり、原資として総額で5000万ドル、およそ
58億円が準備されることになりました。
また、今シーズンから抽せん方式のドラフトが実施されるほか
プレーオフの進出チーム数が10チームから12チームに増え
ナショナルリーグでも指名打者制が採用されることが盛り込まれる
など、試合の部分でも多くの変更が加えられました。
ファンの声
キャンプ地のアリゾナでは、交渉の合意が伝えられると早速、球場
でオープン戦のチケットを買い求めるファンの姿が見られました。
カブスのファンの男性は「すごく興奮している。
ちょうどトレーニングジムにいたが、ニュースを見てすぐにチケット
を買おうと思って球場まで来た。
きょう合意するとは思っていなかった」と笑顔で話していました。
また、シカゴからキャンプ地を訪れたという女性は「空の球場を見る
のは本当に悲しかったので、ようやく合意できてよかった。
必ず球場に足を運ぼうと思う」と喜んでいました。
大リーグ機構は10日、ニューヨークで行った選手会
との労使交渉で、一転して新たな協定に合意した
ことを発表しました。レギュラーシーズンは例年
どおりの162試合制で行われ、アメリカの複数の
メディアは来月7日に開幕すると伝えています。
選手会との労使協定が難航していた大リーグ機構は
10日にニューヨークで行われた交渉で、いわゆる
「ぜいたく税」の基準額や、選手の最低年俸などに
ついても機構側が選手会の希望額に歩み寄った形で
一転して合意に至りました。
新たな争点となった海外選手向けのドラフト制度の
導入について、今後も双方で協議を続けていくこと
で一致したということです。
新しい協定の有効期間は、今シーズンから5年間です。
大リーグ機構は、開幕から最初の4カードを中止する
としていたこれまでの発表を覆し、レギュラーシーズン
を例年どおりの162試合制で行うとしていて、アメリカ
の複数のメディアは来月7日に開幕すると伝えています。
すべての活動が止まる「ロックアウト」は、3か月余りで
終結することになり、今後、各球団のキャンプや
オープン戦も始まります。
記者会見した大リーグ機構のマンフレッドコミッショナー
は「まず最初にファンの皆さんに謝罪したい。
この数か月は非常に困難だった」としたうえで
「ロックアウトは交渉を進めるために必要な措置だった。
ロックアウトがなければ、きょう合意することはできな
かったと思う」と話しました。
ロックアウトに伴って、去年12月から中断されていた各選手
の移籍交渉も再開され、日本選手では、プロ野球 広島から
ポスティングシステムを使った大リーグ移籍を目指している
鈴木誠也選手や、マリナーズからFA=フリーエージェントと
なっている菊池雄星投手の新たな所属先が注目されます。
急転直下の合意 背景は
大リーグ機構がシーズン開幕を2週間遅らせると発表してから
わずか1日。
3か月以上難航していた労使交渉は急転直下で合意に至りました。
大リーグ機構は9日の交渉で、ぜいたく税や選手の最低年俸など
の金額で歩み寄りを見せましたが、その代わりの条件として
海外選手向けのドラフト制度の導入を持ちかけ、これが新たな
争点になりました。
選手会では中南米出身の選手を中心に反対が相次いだほか
選手会の役員を務めるメッツのシャーザー投手は「今回の交渉で
これまで一度も提案されていなかったテーマ。
大リーグ機構は事態を混乱させ責任逃れをしている」と強く
非難しました。
こうしたことから新たな期限となった9日までに交渉がまとまらず
大リーグ機構はシーズン開幕のさらなる延期に踏み切ることを
決めました。
一夜明けた10日に事態は一転。
大リーグ機構と選手会はこの海外選手向けのドラフト制度について
ことし7月25日まで話し合いを続けることで一致しました。
すでに金額面では互いに歩み寄りを見せていただけに、これを
きっかけに交渉は急転直下で合意に至ったのです。
新たな労使協定
大リーグと選手会の新たな労使協定では、いわゆる「ぜいたく税」
の基準額や、選手の最低年俸などが引き上げられ、若手選手の
待遇改善を求めた選手会側の要望が大筋で認められました。
ぜいたく税とは、戦力均衡と年俸抑制のため球団の選手40人の
年俸総額が規定額を超えた場合に大リーグ機構に支払う課徴金
のことで、この規定額をいくら引き上げるかをめぐって交渉が
難航していました。
アメリカのメディアによりますとこの規定額は
▽昨シーズンが2億1000万ドル、日本円でおよそ243億円だった
のに対し、
▽今シーズンは2億3000万ドル、およそ267億円となり、
▽最終的には2026年に2億4400万ドル、およそ283億円まで
引き上げられます。
また、選手の最低年俸についても
▽昨シーズンの57万ドル、およそ6600万円から
▽今シーズンは70万ドル、およそ8100万円になり、
▽2026年には78万ドル、およそ9000万円に引き上げられます。
さらに、若手選手が活躍した場合にはボーナスが支払われる制度
も導入されることになり、原資として総額で5000万ドル、およそ
58億円が準備されることになりました。
また、今シーズンから抽せん方式のドラフトが実施されるほか
プレーオフの進出チーム数が10チームから12チームに増え
ナショナルリーグでも指名打者制が採用されることが盛り込まれる
など、試合の部分でも多くの変更が加えられました。
ファンの声
キャンプ地のアリゾナでは、交渉の合意が伝えられると早速、球場
でオープン戦のチケットを買い求めるファンの姿が見られました。
カブスのファンの男性は「すごく興奮している。
ちょうどトレーニングジムにいたが、ニュースを見てすぐにチケット
を買おうと思って球場まで来た。
きょう合意するとは思っていなかった」と笑顔で話していました。
また、シカゴからキャンプ地を訪れたという女性は「空の球場を見る
のは本当に悲しかったので、ようやく合意できてよかった。
必ず球場に足を運ぼうと思う」と喜んでいました。
trackback
コメントの投稿