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04-21 ダウ：前日終値比249.59ドル高 続伸

20日のニューヨーク株式相場は
決算発表が好感された銘柄に買いが入り
続伸した。優良株で構成するダウ工業株
30種平均は前日終値比249.59ドル高の
3万5160.79ドルで終了。
一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数
は166.59ポイント安の1万3453.07で引けた。　

■原油が反発
米原油在庫の減少受け

20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）
で原油先物相場は反発した。
WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）
で期近の5月物は前日比0.19ドル（0.2%）高の1バレル
102.75ドルで取引を終えた。
週間の米石油在庫統計で原油在庫が減り、需給が引き
締まているとの観測が相場を支えた。
ただ、世界経済の減速が先行きの原油需要を抑える
との見方も根強く、上値は重かった。

20日に米エネルギー情報局（EIA）が発表した石油在庫
統計で、原油在庫が増加を見込んだ市場予想に反して
大幅に減った。「目先は力強い需要を背景に需給逼迫が続く」
（ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック
・リサーチのマイケル・リンチ氏）との見方を誘い
原油先物買いが優勢になった。

ただ、相場の上値は限られた。国際通貨基金（IMF）が19日に
2022年の世界の経済成長率見通しを引き下げた。
資源高を通じたインフレ加速や各国中銀の利上げが景気を
冷やすとみる。先行きの原油需要の減少観測は相場の重荷だった。