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国内株式市場見通し
05-01 円安再進行で株支え
日経平均予想レンジ:2万6300-2万7500円
今週は日銀の金融緩和継続を機に再び外国為替
市場でドル・円が上昇し、日経平均株価が
週末に持ち直した。ゴールデンウイーク
(GW、東京市場の休場は4月29日、5月3-5日)で
日本の営業日数が限られる来週は米国でFOMC
(米連邦公開市場委員会)が開かれる。
日米の金利差拡大が一段の円安を形成する
可能性がある。
<FOMC警戒織り込んだか>
ドル・円は今週、129円台からいったん反落して
127円台半ばまで押した。
これに伴い、円安に支えられていた日経平均も27日
に2万6000円近くまで下落(前週末は2万7105円)。
5月3、4日のFOMCを控えた米国市場の持ち高調整や
中国のゼロコロナ政策への警戒も影響した。
ただ、日銀は緩和姿勢を固持しており、4月28日までの
金融政策決定会合でも変化は見られなかった。
10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値
オペを毎営業日実施することを決め、上値の重かった
ドル・円は再び大きく上昇、20年ぶりに1ドル=130円台
に乗せた。
FOMCでは0.5ポイントの政策金利の誘導目標の引き上げが
予想され、日米の金融政策の温度差は一段と広がる方向に
ある。円安は輸入物価の上昇を通じて日本経済に打撃を
与える一方輸出企業にはメリットが大きい。
FOMCをめぐっては、量的引き締めの開始を含めたタカ派的
内容を米国株式市場はこれまでにおおむね織り込んだという
見方が強い。ブラード・セントルイス連銀総裁が示唆した
0.75ポイントの利上げが実現すれば別だが、インパクトは
大きくならないと考えられる。
<ロシア「勝利宣言」視野に>
一方、ウクライナ情勢をめぐっては、ロシアのプーチン大統領
が核兵器の選択肢を改めてちらつかせるなど予断を許さない。
ただ、5月9日の対独戦勝記念日での一方的な「勝利宣言」
(事実上の停戦)も想定されるなど、政治的な思惑がうかがえる。
過去数カ月にわたって株式市場が恐れてきたインフレによる企業
業績の悪化は、足元で発表が相次ぐ日本や米国の企業決算を
通じて現実化しつつある。しかし、いわゆるガイダンスリスクも
ほどなく通過するだろう。また、円安が進めば日本株には支援材料
が増える。
来週(2営業日分)の日経平均の予想レンジは
2万6300-2万7500円とする。
連休の谷間を含む日本のGW期間には海外で
4月30日に中国4月製造業PMI(購買担当者指数)など
2日に米4月ISM製造業景況指数
4日に米4月ADP雇用統計が発表される。
また、6日は米4月雇用統計が控える。
日経平均予想レンジ:2万6300-2万7500円
今週は日銀の金融緩和継続を機に再び外国為替
市場でドル・円が上昇し、日経平均株価が
週末に持ち直した。ゴールデンウイーク
(GW、東京市場の休場は4月29日、5月3-5日)で
日本の営業日数が限られる来週は米国でFOMC
(米連邦公開市場委員会)が開かれる。
日米の金利差拡大が一段の円安を形成する
可能性がある。
<FOMC警戒織り込んだか>
ドル・円は今週、129円台からいったん反落して
127円台半ばまで押した。
これに伴い、円安に支えられていた日経平均も27日
に2万6000円近くまで下落(前週末は2万7105円)。
5月3、4日のFOMCを控えた米国市場の持ち高調整や
中国のゼロコロナ政策への警戒も影響した。
ただ、日銀は緩和姿勢を固持しており、4月28日までの
金融政策決定会合でも変化は見られなかった。
10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値
オペを毎営業日実施することを決め、上値の重かった
ドル・円は再び大きく上昇、20年ぶりに1ドル=130円台
に乗せた。
FOMCでは0.5ポイントの政策金利の誘導目標の引き上げが
予想され、日米の金融政策の温度差は一段と広がる方向に
ある。円安は輸入物価の上昇を通じて日本経済に打撃を
与える一方輸出企業にはメリットが大きい。
FOMCをめぐっては、量的引き締めの開始を含めたタカ派的
内容を米国株式市場はこれまでにおおむね織り込んだという
見方が強い。ブラード・セントルイス連銀総裁が示唆した
0.75ポイントの利上げが実現すれば別だが、インパクトは
大きくならないと考えられる。
<ロシア「勝利宣言」視野に>
一方、ウクライナ情勢をめぐっては、ロシアのプーチン大統領
が核兵器の選択肢を改めてちらつかせるなど予断を許さない。
ただ、5月9日の対独戦勝記念日での一方的な「勝利宣言」
(事実上の停戦)も想定されるなど、政治的な思惑がうかがえる。
過去数カ月にわたって株式市場が恐れてきたインフレによる企業
業績の悪化は、足元で発表が相次ぐ日本や米国の企業決算を
通じて現実化しつつある。しかし、いわゆるガイダンスリスクも
ほどなく通過するだろう。また、円安が進めば日本株には支援材料
が増える。
来週(2営業日分)の日経平均の予想レンジは
2万6300-2万7500円とする。
連休の谷間を含む日本のGW期間には海外で
4月30日に中国4月製造業PMI(購買担当者指数)など
2日に米4月ISM製造業景況指数
4日に米4月ADP雇用統計が発表される。
また、6日は米4月雇用統計が控える。
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