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ウクライナ情報・戦闘機時代の終焉
05-17 近代戦突入 戦争の歴史を書き換えたウクライナ軍
ロシア軍のウクライナ侵攻当初は、ロシア空軍戦闘機等
(戦闘機・攻撃機)による爆撃や対地攻撃の映像が
テレビに流れていた。
ウクライナ空軍戦闘機も応戦していた。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領も米国大統領に
戦闘機の供与を依頼していたが、現在までに戦闘機の
供与はない。
その代わり、米国は、スイッチブレードやフェニックス
・ゴーストなどの自爆型無人機を供与した。
ゼレンスキー大統領は最近では、戦闘機を強く要求して
いないようだ。
その理由は、ウクライナ軍が自爆型無人機や無人攻撃を
多用し、ロシア軍機甲戦力を破壊できているからであろう。
一方、ロシア軍戦闘機の活動も低調になり、無人機の活動
が活発になっている兆候がある。
戦史から見て、これまで戦闘機が航空優勢を確保してきた。
航空優勢がなければ、地上軍も艦艇も、戦闘機による攻
撃に撃破されてしまっていた。
それが今、航空優勢を獲得していなくても、敵の機甲部隊や
兵站部隊を狙って攻撃できているのだ。
戦場の様相がこれまでと、大きく変化しているようだ。
ロシア軍の防空システム、戦闘機等、ヘリ、無人機および
艦艇の損失の推移を分析し、ウクライナでの国土内および
海上での航空戦闘の実態、そしてその実態から今後予想
される航空作戦について考察する。
■ 1.防空システムの損失
まず初めに、防空システムの損失を最初に列挙したのには
理由がある。
現代戦では、防空システムが存在するのかどうかで
戦闘機等やヘリの戦い方が全く異なる。
端的に言えば、防空システム上空を飛行すれば、撃墜される
可能性があり、多くの制約を受けるということだ。
防空システムの損失は、地上軍の攻勢作戦に連動して活動する
ため、発見されて損失が増加する。
ロシア軍の防空システム(ミサイルとその発射機、レーダー
指揮統制装置を含む)の損失は、侵攻開始から5月11日までの
間に、87基であった。
損失の推移を見ると、侵攻2週目が最も多く、全域で最大の攻勢
をかけた週(3月17日の週)が2番目に多い。
次に、東部・南部の攻勢、ロシア軍再編成後の攻勢以降の週に
損失が多い。
損耗は合計で約8%である。投入された第一線で戦闘する戦車
・装甲車・火砲等の損耗17~38%に比べると、8%の損耗は
はるかに少ないと言える。
つまり、防空システムは敵に発見されずに残存している可能性
が高いということだ。
第一線から離隔していて発見されにくく、またウクライナ空軍
の戦闘機数が少ないこともあり、残存しているようだ。
防空システムが残存するということは、戦闘機等やヘリが飛行
すれば、撃墜される可能性が高いということである。
防空システムの損失
ウクライナ軍の防空ミサイルシステムも、ロシア軍防空システム
と同様の理由により、残存しているだろう。
つまり、両軍とも防空システムが残存していて、敵機が飛来
すれば防空ミサイルを発射し撃墜することができる。
そのことにより、両軍の戦闘機・ヘリの活動が、制限された
のだと考える。
ロシア軍のウクライナ侵攻当初は、ロシア空軍戦闘機等
(戦闘機・攻撃機)による爆撃や対地攻撃の映像が
テレビに流れていた。
ウクライナ空軍戦闘機も応戦していた。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領も米国大統領に
戦闘機の供与を依頼していたが、現在までに戦闘機の
供与はない。
その代わり、米国は、スイッチブレードやフェニックス
・ゴーストなどの自爆型無人機を供与した。
ゼレンスキー大統領は最近では、戦闘機を強く要求して
いないようだ。
その理由は、ウクライナ軍が自爆型無人機や無人攻撃を
多用し、ロシア軍機甲戦力を破壊できているからであろう。
一方、ロシア軍戦闘機の活動も低調になり、無人機の活動
が活発になっている兆候がある。
戦史から見て、これまで戦闘機が航空優勢を確保してきた。
航空優勢がなければ、地上軍も艦艇も、戦闘機による攻
撃に撃破されてしまっていた。
それが今、航空優勢を獲得していなくても、敵の機甲部隊や
兵站部隊を狙って攻撃できているのだ。
戦場の様相がこれまでと、大きく変化しているようだ。
ロシア軍の防空システム、戦闘機等、ヘリ、無人機および
艦艇の損失の推移を分析し、ウクライナでの国土内および
海上での航空戦闘の実態、そしてその実態から今後予想
される航空作戦について考察する。
■ 1.防空システムの損失
まず初めに、防空システムの損失を最初に列挙したのには
理由がある。
現代戦では、防空システムが存在するのかどうかで
戦闘機等やヘリの戦い方が全く異なる。
端的に言えば、防空システム上空を飛行すれば、撃墜される
可能性があり、多くの制約を受けるということだ。
防空システムの損失は、地上軍の攻勢作戦に連動して活動する
ため、発見されて損失が増加する。
ロシア軍の防空システム(ミサイルとその発射機、レーダー
指揮統制装置を含む)の損失は、侵攻開始から5月11日までの
間に、87基であった。
損失の推移を見ると、侵攻2週目が最も多く、全域で最大の攻勢
をかけた週(3月17日の週)が2番目に多い。
次に、東部・南部の攻勢、ロシア軍再編成後の攻勢以降の週に
損失が多い。
損耗は合計で約8%である。投入された第一線で戦闘する戦車
・装甲車・火砲等の損耗17~38%に比べると、8%の損耗は
はるかに少ないと言える。
つまり、防空システムは敵に発見されずに残存している可能性
が高いということだ。
第一線から離隔していて発見されにくく、またウクライナ空軍
の戦闘機数が少ないこともあり、残存しているようだ。
防空システムが残存するということは、戦闘機等やヘリが飛行
すれば、撃墜される可能性が高いということである。
防空システムの損失
ウクライナ軍の防空ミサイルシステムも、ロシア軍防空システム
と同様の理由により、残存しているだろう。
つまり、両軍とも防空システムが残存していて、敵機が飛来
すれば防空ミサイルを発射し撃墜することができる。
そのことにより、両軍の戦闘機・ヘリの活動が、制限された
のだと考える。
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