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05-27 ダウ：前日終値比516.91ドル高 続伸

26日のニューヨーク株式相場は
一部の小売企業の好決算を受けて積極的な
買いが入り、5営業日続伸した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は
前日終値比516.91ドル高の3万2637.19ドル
で終了。上げ幅は一時650ドルを超えた。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は
305.91ポイント高の1万1740.65で引けた。　

■原油が続伸
夏のガソリン需要で需給逼迫の観測

26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）
で原油先物相場が続伸した。
WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）
で期近の7月物は前日比3.76ドル（3.4%）高の1バレル
114.09ドルで終えた。夏のドライブシーズンに向けて
ガソリン需要が高まり、原油の需給逼迫につながると
みる買いが強まった。
米エネルギー情報局（EIA）が前日発表した週間の石油
在庫統計が引き続き買い材料となった。原油在庫は
市場予想より減り、適正水準とされる過去5年の平均水準
を14%下回った。夏のガソリン需要の増加に向けて精製所
の稼働率が上昇基調にあり、目先は原油在庫の取り崩しが
進むとの観測が広がった。同時に開示された原油輸出量が
年初来の最高水準になったことも、需給逼迫の観測を強めた。
石油輸出国機構（OPEC）加盟国とロシアなど非加盟の産油国
から成る「OPECプラス」は6月2日の会合で、7月の生産量を
協議する。ロイター通信は26日、「現行の控えめな増産規模
を維持する公算が大きい」と報じたのも、相場を支えた。